お知らせが遅くなりましたが、月刊セラピストという雑誌の取材を受けました。
「稼げない、依存される、報われない……
自己肯定力を高め、すべて解決!」
という特集です。
長くこの仕事をしている中で、
たっくさんのセラピストと呼ばれる職業の人と関わってきましたが、
その人たちの話を聞いていると
同じ体を見ているのに、
同じものを見ている気がしないんです。
とても弱くて、
とても足りないものを扱っているみたい…
きらくかんのマスターコースにもセラピストの方が
数多く参加していますが、
正直、一般の参加者の方より、
体の感性が鈍い人が多いのも事実です。
あまりにも体のことを知らないセラピストが多すぎる。
施術の仕方は知っていても、
筋肉の名称は知っていても、
体のはたらきや、生きている命のはたらきを知らない。
コリのほぐし方は知っていても、
そのコリが、クライアントさんのどんな生活や、暮らしから発生したのか、
クライアントさんという人間を知って、その人にとっての幸せを見ていない。
何のためにセラピーをしているのか、
その方向を見失っている人も少なくありません。
私はセラピストではないけれど、
体を通じて、その人が元気にいきいきと生きるお手伝いをする同じ仲間として、
セラピストという職業をなんとかしなきゃいけない、と長い間思ってきました。
世の中には、山のようにいろんなセラピーやセラピストの養成コースがありますが、
「生きる」ということはどういうことなのか、
そのために「体」はどんなふうに働くのか、
セラピストという立場の人間の役目は何なのか、
そういう根本のことを教えなかったり、
教えたとしても、生徒が実感できるように教えていないところがほとんどです。
高いお金を払って、ほんの数日施術の仕方を学んで、
実際はあまり価値のないような、認定書をもらう。
何もしらないまま、セラピストとして世の中に出て、
そんな人に、不安や不調を抱えたクライアントさんが
身をゆだねる恐ろしさ、
クライアントさんを受け止めきれずに葛藤するセラピスト。
そんな人たちをたくさん見てきました。
セラピストのみなさん、ぜひからだマスターコースに来てください。
そして本当にやってセラピストをやってきたいと思っているのなら、
プロフェッショナルコースに来てください。
いのちのしくみ、生きるしくみを
自分の体で学んでください。
みなさんに一番知っていただきたいのは
「いのちのたくましさ」です。
それに気づくと、自分がセラピスト(=癒す人)という肩書を名乗っているのが
なんか違うかな、とさえ思えてくるはずです。
そして、あなたの施術がひと皮も、ふた皮もむけて、
セラピストというお仕事がますます楽しくなるはずです。
からだマスターコース
2月福岡クラスはもうすぐスタート!
まだ若干名申込み可能です。
4月東京クラスはまだ余裕がありますが、
1カ月前になると予約が殺到するので、
お申込みはお早めに
(プロフェッショナルコースの日程はまだ未定ですが、
10月開講予定です。)